地域に根ざし、
仙台から東北キュイジーヌを発信する。
自然豊かな、
青葉山の麓で。
仙台駅西口の正面に伸びる青葉通りをまっすぐに歩き、賑やかな中心部を抜けると、徐々に落ち着いた雰囲気の大手町にたどり着く。広瀬川や緑豊かな公園、博物館や仙台城跡などの文化施設が集まる、そんな場所にひっそりと佇むレストラン「イーストワイル」。ブライトが他案件を担当した際、間接的にご一緒させていただことをきっかけに、2021年12月に相談をいただき、2022年10月にオープンを迎えた。ブライトでは、コンセプト・ブランドルールの設計・ロゴマーク・WEBサイト・紙媒体・フォトディレクション・サイン他を担当した。
食材の本質を捉えた
料理を提供する。
オーナーシェフである俵山氏は、2001年より都内のイタリア料理のレストランにて修行。 その後、イタリアのレストラン勤務、星野リゾートの調理部門勤務を経て、2015年から3年間、在米国中南部日本国総領事館の料理長に就任。帰国後仙台市に移住し、フランス料理レストラン「nacrēe」にて副料理長に就任。2022年、満を持して独立開業に至った。俵山氏の経歴やレストラン、料理に対する想いなど、何度も対話を重ね、俵山氏のつくる料理に寄り添うように丁寧にプランニングを行った。
料理を通じて、
仙台から東北の食材を発信する。
ネーミングや店舗のコンセプトは、オーナーシェフである俵山氏の考案。ブライトはその想いを汲み取りながら、大きなテーマとして「地域に根ざす」というコンセプトのもと、デザインの企画設計を行った。東北の地で採れた野菜や魚介、肉など、食材に実直に向き合うこと。イタリアンやフレンチ、和食や中華など、調理法にはこだわらず、その食材を最大限に生かす調理法を直向きに考え調理すること。その食材を仙台という地で調理し、イーストワイルから発信していくこと。その姿からデザインを考えた。店名の中にある2つの「y」に着目し、生産者と料理人とが、地域に根を張る様をロゴマークに作り上げていった。
歴史と文化が交差する、
この地を表現。
イーストワイルの店舗は、かつて仙台城があった青葉山の麓にある。広瀬川や緑豊かな公園、博物館や仙台城跡などの文化施設が集まる、歴史と文化、豊かな自然の融合した場所である。その地に根ざしこの場所から発信していきたい俵山氏の想いを、実際の青葉山の等高線で作成し、ビジュアルとして展開していった。
生産者への、
リスペクトを表現。
レストランを運営できるのは、生産者によって誠実に作られた食材があってこそ。その想いから、料理になる前の食材にもスポットをあて、骨董品撮影のように一つひとつ丁寧に撮影を行った。
イーストワイルは、ランチタイム・ディナータイム共に完全予約制のレストラン。特別な日に、特別な人と一緒に、食事に訪れていただけたら嬉しく思います(下記、予約サイトURLを参照)。
詳細
クライアント
社名/イーストワイル
地域/宮城県仙台市
期間/2021.12~
ブライト
ブランディングディレクター・デザイナー : 荒川敬
ブライト以外の方々
意匠設計: ゾウケイ社 / ウェブデベロッパー : DESIGN STUDIO K(北村洸・笹原健太郎) / 撮影 : Photo516(佐藤紘一郎) / スタイリスト : 八杜舎(廣田絵美)
リンク
その他
ペンションの朝食で作っていた、
ジャムから始まる物語。
びんのおのや
プロダクト 資金計画 コンセプト ネーミング スローガン ステートメント コピー ロゴ パッケージ グラフィック 撮影 スタイリング
2016年からはちみつやジャム、バターの製造販売を行っている「びんのおのや」のリブランディング。はじめに依頼いただいたのは「バラとはちみつ」という製品単体のパッケージデザイン。しかし「びんのおのや」というブランドを強めるのであれば、パッケージの見え方を統一する必要があると考え、ブランド全体のリブランディングを提案。提案するだけではなく実現のために資金計画から並走し、補助金申請のサポートからプロジェクトがスタートした。ブライトでは、資金計画、コンセプト、スローガン、ステートメント、ロゴマーク、グラフィック、パッケージデザイン、印刷、コピーライティング、撮影、スタイリング他、リブランディングに関わるすべてを担当した。