製材所がつくる、
木と共に育つ家づくり。
木を大切にする、
住宅ブランド「いえのわ」。
昭和23年に松島にて創業した「高橋製材所」をルーツに持ち、木の家づくりを行うタカハシ木材style株式会社の住宅設計ブランド「いえのわ」。2021年4月にブランドの見直しの相談をいただき、リブランディングを担当。2022月10月にリリース。ブライトでは、コンセプト・スローガン・ステートメント・ロゴマークとブランドの基礎設計部分から、ビジュアル・紙媒体・WEBサイト・SNS、そこに伴う撮影やコピーライティングのコミュニケーション部分の全てを担当した。現在も運用や様々な経営課題に対し、二人三脚でサポートしている。
木の家づくりのはじまりは、
昭和23年創業「高橋製材所」。
この案件は、新規のブランディングではなく、すでに運用している既存ブランドのリブランディング。まずは現在抱えている課題の調査からスタートし、その中で見えてきた課題をクリアしていくために、変化を加える点とそのまま受け継ぐ点を精査し丁寧にプランニングを行った。事業の背景に製材所があること、製材所だからできること、「木の家」をつくる理由、庭木にもこだわる理由など、ブランドの強みと弱みを整理し、スローガンを開発した。
一つひとつのフェーズを、
丁寧に考える。
木の家づくりは引き渡して終わりではなく、そこから人と木が共に成長していくことで暮らしが豊かになり、そのような住宅が増えることで地域全体が豊かになる。そうした想いをスローガンに込めた。コンセプトをアップデートしていく中で、今まで運用してきたネーミング・ブランドカラーは変えないことを選択。ロゴマークの基本構造もそのままに、よりコンセプトに近づくようにディティールのブラッシュアップを行った。
「いえのわ」だから、
つくりだせる世界観。
建築家と聞くと、少し遠い存在のように思われる方も多いだろう。しかし、いえのわ代表の髙橋様ご夫妻、スタッフの方々ともに温かな人柄で、家づくりについて右も左も分からないお客様の気持ちを深く理解されている。気軽に何でも相談できる存在であることは、いえのわの魅力である。温和な人柄から生まれる住宅設計の中で、ただ引き渡した住宅の写真だけを並べるようなデザインでは味気ないと考え、いえのわが持つ温かさをイラストで表現し、他社とは違う「印象」を作り出すことを目指した。イラストは北村人氏によるもの。はじめはもう少しカラフルな色使いだったが、クライアントと何度も打ち合わせを重ねこの色味で決定した。
かわいいと、やさしいの、
微妙なラインを狙う。
ブランドカラーのピンクを使用しながらも、可愛い印象になりすぎないように全体のブランドルールを検討。名刺や封筒などのコーポレートツールにはピンクのベタを多く使い印象付けた。パンフレットやフライヤー、WEBサイトなどは、いえのわを初めて目にする人が多いことから、ブランドカラーをアクセントとして使用し、かわいいよりもやさしい印象に。タッチポイントによって、印象をコントロールしている。
施工事例だけではなく、
事業背景や住まいへの想いをきちんと伝える。
パンフレットなどの紙媒体物と並行して、WEBサイトのリニューアルを行った。ブライトでは、サイトマップやワイヤーフレームなどページ構成から全体の予算・進行管理の全てを担当。表面上のデザインの良し悪しではなく、まずはページ構成をどうするか、いえのわにとってどのような内容が必要かなど、何度も打ち合わせを重ね、今まで外に発信できていなかった事業の背景や住まいに対する想いなどを、しっかりとした情報量で伝えていくことを目指した。
撮影のルールは、
「木をそばに感じる暮らし」。
いえのわのショーハウスをメインに撮影を行い、実際にその住まいで生活しているような印象をつくった。いえのわのターゲットである、30代の夫婦と、退職後に松島へ移住を考える60代の夫婦、2家族の生活を切り取るように撮影。どちらも写真の中で「木」を感じるような構図を大切にした。ショーハウス以外には、松島の周辺環境や現役で活躍している製材所の撮影、現在施工中の現場などを撮影し、施工事例などでは中々見ることのできない部分も撮影した。
最近では、SNS更新サポートや見学会チラシデザイン、新規事業のサポートを担当するなど、さらにブランドを強くしていくために二人三脚で取り組んでいる。
詳細
その他
ペンションの朝食で作っていた、
ジャムから始まる物語。
びんのおのや
プロダクト 資金計画 コンセプト ネーミング スローガン ステートメント コピー ロゴ パッケージ グラフィック 撮影 スタイリング
2016年からはちみつやジャム、バターの製造販売を行っている「びんのおのや」のリブランディング。はじめに依頼いただいたのは「バラとはちみつ」という製品単体のパッケージデザイン。しかし「びんのおのや」というブランドを強めるのであれば、パッケージの見え方を統一する必要があると考え、ブランド全体のリブランディングを提案。提案するだけではなく実現のために資金計画から並走し、補助金申請のサポートからプロジェクトがスタートした。ブライトでは、資金計画、コンセプト、スローガン、ステートメント、ロゴマーク、グラフィック、パッケージデザイン、印刷、コピーライティング、撮影、スタイリング他、リブランディングに関わるすべてを担当した。